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//2004best//


90 day men/ panda park [southern]
90 day menの3rdアルバムです。これから来日するとお話を伺いまして非常に楽しみにしてます。1曲目のイントロから盛り上がってしまった(最近こればかり書いてます・笑)。ピアノの旋律が美しく、絶妙な空間を作っているギター、ドラム、それにコロコロ転がる木琴も印象的ですが、なんといっても非常にセクシー(?)なボーカルが癖になるのです。グラムロックチックにも感じました。もっともっと壮大ですが。そしてメランコリックなメロディーもいいねー。radioheadeを少し髣髴させるような感じもしました。museなんかも...(ファーストしか聴いてないんですが…ピアノの入り方とかがです)もの凄い雰囲気ムンムンです。わぉ!そして、かっこいいのだー。...040318


algorhythm/ the subtexts ep[kikapu ]
algorhythmは、Joel MacClellanのソロプロジェクトです。アメリカ出身の人です。1999年から
algorhythmとして音楽を作っているみたいです。これは、オンラインレーベル(?)kikapuの最新リリースです。エクルペリメンタルで機械的な細やかなポコポコパーカッション、その上に暗ーい淡いメロディーシンセのストリングスが流れていきます。うぅ、沈んでしまう。でも、こういうの好き(笑)...040324



albume leaf/ in a safe place [sub pop]
TristezaのJimmy LaVelleによるAlbum Leafの待望の新作3rdアルバムです。アイスランドでSigur Ros、Amina(Sigur Rosのストリングスセクション)、Gyda Valtydottir(mumの双子のひとり)、Pall Jenkins(Black Heart Procession)などのゲストとともに制作されたアルバム。Album Leafの独特の揺らめくようなメロディーに、エレクトリックバイオリン、ベル、アコーディオンなどの暖かみのある音が絡み合って、壮大なメロディー展開をみせています。最初聴いたとき、シガーロス+アルバムリーフ!そのものだなぁと感じましたが、2組のアーティストさんの良い部分が絡み合っているなぁと思います。自身のボーカル入りの曲もあります。ライブでは、コーラスがなかったのですが、今作にはコーラスが取り入れられていて、非常にポップになったなぁという印象を受けました。ポストロック、エレクトロニカなんて枠にとらわれないで、全ての人に届いて欲しい作品です。...040723



animal collctive/ Sung Tongs [fat cat]
animal collectiveの4thアルバム。本来は、4人組ですが今作は、Avey TareとPanda Bearの二人で作ったそうです。2本のアコースティックギター、そしてほのぼのとしたコーラスの歌と奇妙なパーカッション、角のないノイズが交錯している不思議な感覚。民族音楽のような曲もあります。暖かなコーラスが前面に出されているので、ポップだと思います。聴くほど、味が出てくる不思議なアルバム。...040724



all of the world/ the dance we do [thanksgiving]
名古屋のインストゥルメンタルロックバンドのデビューCDです。特にベースラインが大好きです。日本全国に知れ渡って欲しいなぁ。特に、名古屋の方で、ライブ見たからCDいいやーっていうのはもったいないです。CDでも、十分カッコイイ。ロックのダイナミズムが詰め込まれています。トリステザからトータスあたりが好きな方はぜひぜひ聴いてもらいたい作品です。...040526



ativin /night mute //canadian records //

Ativinの3rdアルバムらしいです。殺伐としたザクザクした骨太ギターが特徴的ダイナミックな楽曲に、哀愁漂うヴォーカルがのっかっています。特にボーカル入りの曲は、私のテンポにピッタリで(淡々と展開していきます)自然に体がリズムを刻んでいます。時々、狂気を感じたりもします。ボーカルは、early day minersのボーカルらしいです。(early day minersも最高だねー。)ジャンル分けは苦手ですが、新しいオルタナ!だと思いました。shipping newsに近い匂いも感じたりします。...040228


aus/ kangaroo note [u-cover cdr limited]
わーい!ベルギーのU-COVERからCDが届いたよ!嬉しいなー。ステッカーも2枚つけてくれたよ。限定CDRでして、95枚しかプレスされない作品です。U-COVERの限定CDRシリーズ全部視聴して一番よかったausのkangaroo note(2004)を買いました。パッケージは非常にシンプル!ピンクのペンで45/95とかわいらしくかかれています。ausは日本の方で、Yasuhiko FukuzonoさんとTakefumi Tsuchiyaさん中心のユニットだと思われます。他にも何人かの人が参加されてます。繊細で暖かくて綺麗なエレクトロニカ作品。わざわざベルギーから買ってよかったなぁ。CDも9.5ユーロ、送料は5ユーロでなかなか安く手に入って満足です。コレ聴いたら、またreasonに挑戦したくなってきたなぁ。まずは、しっかり起動するパソコンを手に入れたいな(お金ないよー)...040921



B.Fleischmann & Herbert Weixelbaum present Duo 505/ Late [morr]
B.Fleishmannと、同郷オーストリアのHerbert Weixelbaumによる2人組、Duo 505のデビューフルアルバムです。1曲目のオープニングのアグレッシブな音には驚かされました。その後は、メロディーがハッピーな楽しいオモチャのようなエレクトロニカサウンドが中心になってます。中には、メランコリックなメロディーの曲もあります。このようなミニマルなメロディーは、どんな楽器なのかよくわからないけれど、砂が流れていくような音で構成されてます。シンプルなんだけど、非常にエモーショナルに展開していく曲もあって、胸が高まります。また、どうやって音を作ったのかわからない不思議な音もあったりして、おもしろいです。音が会話しているような、楽しい空間。自然に笑顔になってしまう暖かな空間が魅力的な作品です。...040810



Bola/ Gnayse [skam]
Bolaの3rdアルバムです。相変わらずひんやりと漂う空気にぐちゃぐちゃとカラムリズムが素敵です。目新しい驚きはあまりないアルバムだけど、聴きやすいエレクトロニカ作品だと思います。...040109



bonnie "prince" billy /sings greatest place music [palace records /drag city]
bonnie "prince"billyっていう名前は、私には未だしっくりこなくて…一番しっくりくるのは、palace brothers名義です。他にもpalace, palace songsなどの名義でもWill Oldhamさんは活躍してますね。私は音源として、palace brothers名義のものしか持っていなくって…でも、試聴もせずに買ったんです。この人の作品なら好きだなーと思ったからです。声、歌い方が大好きだからです。案の定いい〜。ゆっくりと歩くペースで進んでいく曲調、たまにスキップしてます。ピアノ、バイオリンの音が壮大だー。上を見上げて首をゆっくりと左右に動かしてしまう〜。また、女性コーラスもあったりで、暖かな感じがします。春にぴったりだなぁと思いました。
こそっと調べてみたら、彼に関係しているアーティストさんも豪華ですね。スリント、スティーヴ・アルビニ、ジム・オルーク、ショーン・オヘイガン(ハイ・ラマズ)、デヴィッド・パホ(パパM)、デヴィッド・グラッブス(がスター・デル・ソル)、マイク・ネヴァース(ラムチョップ)など。ふむふむ。ビョークのツアーにもオープニングで参加したそうな。ボビー(プライマル)やスチュワート(モグワイ)も彼のお声が好きみたいだー。...040411



bruce haack /the electronic music record for children [king record]
今年1月に待望の再発をしたdimention 5シリーズの1枚です。1969年制作の作品。これは、bruce haackの最高傑作と言われている作品です。今の私のツボをつきまくり!なのです。ヤバイっていう言葉が思わず出てきてしまう…当時の電子楽器が駆使され、ユーモア溢れる作品だと思いました。特に好きな曲は9曲目のechoです。子供が、お父さんに話し掛けているシチュエーションのサンプリングからはじまり、レイチェルズをも彷彿させるようなドラマチックなピアノとバイオリンの曲へと展開し、ジャーンと終わったと思ったら拍手(笑)続いて、このアルバムを象徴しているようなサイケデリックでトリッピーでユーモア溢れる音楽が流れてきます。情景が思い浮かんだり、絵が思い浮かんだり…子供のための音楽。ふふふ。タイトルだけでも思わず笑顔が出てきてしまいます。うーん、こういうの大好き!...040412



building press / young money // 54 40 or fight! //


cathode / special measures // expanding/mochi mochi //
イギリスのsteve jeffriesのソロファーストフルアルバムです。聞いたとたん、盛りあがってしまいました(笑)身体が自然に揺れてしまう、いいメロディー。そして、バックは、私の大好きな細かなチリチリしたエレクトロノイズが散りばめられています。かわいいエレクトロ鉄琴の音とプチプチ音がメロディーを奏でているんですが…うーん、バックのですね、細やかなノイズがあるから「かわいい」だけではないです。途中から、すっとあらわれてくるストリングスにもしびれます。中には、のりの良い四つ打ちビートが印象的だなぁという曲も!全体的にメロディーもビートもしっかりしています。...040215


Chiristian kleine/ real ghosts [city centre offices]
ソロとしては"Beyond Repair"以来3年振りとなるChristian Kleineのニュー・アルバムです。彼はもともとギタリストして知られているらしいです。アルバムの何曲かで聴ける、凄い思いきったブレイクビーツと鋭いギターにはびっくりしました。様々な使い方をこなしたギターの音。それにドリーミーで広がりのあるエレクトロニカトラック。前作よりも、幅が広がったような気がしました。...040719



cinc/ shine of wot? (osecev sjaj) [amorfon]
cinc(チンチ)は、
amorfonの3作目で、2作目は、去年名古屋のS4にてライブを行った町田良夫さんの作品です。amorfonは、スティール・パンを改造して作った自作楽器"アモルフォン"を使用した作品で独自の世界観を構築している、町田良夫さんの個人レーベルです。彼のライブが非常によかったし、鈴木惣一朗さんのコメント(本当の癒しとは、こうした無頓な音楽に出会った時を言うのだろう。お勧めします。ぜひ、耳にしてください。)にもやられました。暖かくてフォーキーでサイケデリックでちょっぴりポップ。屋外で公園なんかで聴くと気持ち良さそうだなー。以下に帯の言葉を書きます。「セルビア(旧ユーゴ)と言えば、ブラスバンドですが、それだけではありません。新しいバルカンの音楽の登場です!「サイケデリック・フォーク・アンサンブル」 Joy Division, New Order, Cocteau Twins, Minutemen, R.E.M.などから影響を受けた彼らは、よりアコースティックで、民族音楽のフレーズも取り入れた曲に取り組みはじめました。シンプルなギターとベース、ヴァイオリンの美しい音色、爽やかな女性コーラス・・・民族的な旋律を取り入れながらも、現代的なギターポップでアレンジした曲は、伝統とコンテンポラリーを見事に融合させています。一般的なフォークソングとは一味違う、言わば「サイケデリック・フォーク」のスタイルを生み出しました。晴れた日の窓辺で感じる爽やかな風・・・ピクニックに持っていきたくなるような音楽、「チンチ」の登場です。」



Cinq/ Day Off [Nobel]
snoweffectのメンバーである竹村理明のソロユニットcinqの2ndアルバムです。
穏やかなアコースティックギターと柔らかな電子音を基調に人肌な暖かさ溢れる作品です。音と音の空間が絶妙で、日常感溢れているので、何回もリピートしてしまいます。二階堂和美、DJ klock、船戸博史、柏倉隆史(toe)、塚越寛之(Firo)たちが参加しているようです。電子音と生楽器のよじれた調和が心地よい非常に美しい作品だと思います。...050117



david grubbs/ a guess at the riddle [drag city]
sqirrel bait, bastroから、ジム・オルークと組んだgaster del solなどで活躍していたギタリスト、David Grubbsの2年ぶりのソロアルバムです。ゲストには、Niko Veliotis, Matmos, Adam Pierce, Thomas Belhom, Rick Moodyが参加しています。渋くて暖かみのあるポップな歌もの作品に仕上がってます。4曲目、Magnificence As Suchは、Mayo Thompsonのカバーです。12曲目、Coda (Breathing)は、静寂に響いてくるギターノイズとなっております。人肌の温度っていうか、ウィルコの新作でも言えるんだけど、うまく言葉にならないんだけど、そういう温度でポップ(ポップって人によって捕らえ方違いますが)な作品は、聴いていて安心します。...040727



Deceptikon/ Lost Subject [Merck]
ポーランドのZack Wrightのソロプロジェクト、Deceptikonの1stアルバムです。低音でバシっと歯切れの良いビートの上にピアノ、シンセなどから奏でられているミニマルでメランコリックなメロディーは、For Tetを彷彿させられました。緩めのヒップホップビートがしっかりしてるためか、思わず鳩のように首を上下に振ってしまうノリの良い作品です。中には、民族音楽のような不思議なメロディーに変拍子が絡んだ曲なんかもあります。なんといっても、カットアップされて切り刻まれたようなビートがかっこいいです。...040812



d damage / radio ape // planet mu //
Tsunami Addictionのboyz revengeや、Active SuspensionのActive suspension vs Clapping Music、my favorite things(olamm remix album)、Karaoke a capella(Hypo)にも参加している、d damage。オリジナルアルバムを聞くのは初めてです。3rdアルバムのようです。ここまで詰めていいのかな、というくらい音がぎゅっと詰められています。オモチャ箱がパンパンになったみたい。エレクトロノイズは、柔らかめです。加工されたボーカルが入っているのですが、gel:の別名義、dorine murailleやhypoの作品なんかの使い方と似ているなぁと感じました。フランスは、こうなのかなぁ。日本人のおじさん、おばさん二人組(?)SAM & VALLEYなんかにも近い雰囲気を感じました。ジャケは、なぜゴリラなんだろう??


deaf center/ neon city ep[type]
ノルウェーの二人組のデビューアルバムです。また、typeは、xelaがオーナーの片割れをつとめているとのことです。音数少なめで、クリアに響くギター、ピアノの音、軽めのパーカッションが淡々と胸に響いてきます。まるで吹雪の前の静けさを物語っているようです。私の抱いているノルウェーのイメージだなぁ。針葉樹の突き刺さるような尖った葉っぱに、白い丸っこくなった雪がついている景色。そして、特にピアノの音が美しいです。最後の曲は、ビートがパシパシ入ってきてノリもいいです。mumのsummer make goodの雰囲気に少し近いものを感じました。でも、もっとクリアで、温度が低い感じかな。こういうの大好きなり。気が早いけど、2004ベスト10には入りそうだなぁ。最高!...040419



donato wharton / trabanten // city center offices //
曲によって、さまざまな音楽をやっているとおもうんだけどね、全体的に共通して含まれているのは、バックに散りばめられた細かいエレクトロノイズ(好き!)です。なぜか、ジリジリと細かく刻まれたエレクトロノイズには反応してしまいます。例えば、ピアノの雰囲気や、語りボイスが、ムーディーな雰囲気でジャズチックなもの、かわいらしいエレクトロニクス鉄琴音(適当な名前だ…)が印象的なもの、不気味なメロディー、アンビエントでストリングスが印象的なもの、アコースティックギターが効果的に入れられているもの、ビートがしっかりしたもの…など。これらの曲のバックはジリジリと細かいエレクトロノイズが絡んでいてですね、絶妙です。特に、6曲目(ノイズと、シンセの混合!)、8曲目(グリッヂノイズ〜)、9曲目(アンビエントでスロウなメロディー)が好きです。ムーディーな3曲目もいいなぁ。


the elected /me first //sub pop //
心に焼き付く少し切なくて暖かなメロディー、そして優しい暖かなボーカル!アレンジも非常に優しいです。アコースティックギター、ドラムが暖かい〜。自然に笑顔になります。効果的にトランペットがメロディーを奏でたりもしてます。
sub popのホームページで聴かせていただいて、「こりゃ、凄い!!良い〜」となりました。ジャケにだまされてはいけませんねー。去年のスリルズに胸キュンしたのと近い感覚です。これから春だね。春にぴったりだと思います。A Time For Emily(M4)からDont Get Your Hopes Up(M5)へのつながりが凄い好きです。全曲良い良い〜。...040320



encre / flux // afterhours-ah048 //
encreの2ndアルバムです。かっこいい〜。ささやくような、うなるようなボーカルが妙に好きだなぁ。ピアノや、チェロ、などの壮大なストリングスに絡みつくドラム、エレクトロニクス、民族楽器(?)が、軽やかさと重さが同居したような、なんとも言えない絶妙な空間を作り出していると思います。突き進むように淡々と展開していく曲構成がすごく好み(笑)あー、冒険に出かけたくなるような音楽だなぁ。それにしても、このボーカルスタイル好きだなぁ。はまってしまった〜。040229



epic 45 /slides //Make Mine Music //...04
UKのポストロックバンドEpic 45の限定200枚でリリースされたアルバムです。かわいらしく74/100と書かれてます(最初100枚のつもりだったらしいです)。ギターってこんなに美しい音なんだ…とあらためて感動しました。透き通るようなクリアなギターの音色。それが重なり合っていても、一つ一つの音色がはっきりと胸に飛び込んできます。ギターの響きで揺らめいて気持ちの良い浮遊感を生み出している曲もあったり、スロウ〜ミドルテンポで心に染み入るボーカル入りの曲(2曲)もあります。リズムはエレクトロニクスで構成されていて、さらにデジタルノイズなども絡められたりもしています。ギターの美しい音たちとリズム構成、バックのデジタルノイズなど…その具合が絶妙で素晴らしいなぁと思いました。感動です。素晴らし過ぎます。...040402


the eternals/ rawar style [aesthetics]
trenchmouthの人たちDamon Locks, Wayne MontanaそしてTim Mulvenaによるトリオがthe eternalsです。このアルバムは不思議で、ダンスで、トロピカルな感じがします。ドラムと、パーカッションがダンサンブルなんです。歌い方は、変です。初期talking headsを彷彿させられました。さらに、パイプオルガンの音がzombiesや、coarlなんかにも近い雰囲気の曲もあります。さまざまな音をサンプリングして、それを断片的に使って、ドラムと、パーカッションが絡み合って、実験的なんだけと、talking headsを彷彿するような懐かしさもあります。レッツ・ダンス!自然に体が動くよ。あ、tortoiseとbeansのツアーサポートもしたみたい。...040728



the faint/ wet from birth [saddle creek]
妙に好きなんだよー、この人たち!サマソニでのライブ見たかったなぁ。メロディーが退廃的かつポップ!duran duran〜depeth mode〜joy division風な気がします(私は、です)。癖になるメロディー、ほどよいダンスビート。不思議だー。退廃的な風味を持ちながら、明るい感じで体が動いちゃうんだもの!
...040927



fennesz /venice //touch //...04
fenneszことChristian Fenneszの4thアルバムです。(まだ、1作品未聴だ…)
M8は、David Sylvianのボーカル入りで、M10は、アコースティックギターのみで構成されている曲です。見事に重なり合う美しいデジタルノイズが揺れて、その上に感動的に流れるメロディー。自然の中から湧き出す美しい水のようです。勢いよく綺麗な水が湧き出して流れていきます。あぁ言葉で書くとダメですね。身体と心で感じる音楽です。...040402



flotel /7" [expanding]
a: bowd 
淡くて歪んだシンセの綺麗なメロディー。後半は、軽くて少しグリッチのきいたビートが入ってきます。ゆらゆら揺れる湖の水面のような音楽です。ゆらゆらノリが良いです。
b: bowd (isan timber falls motel mix)
bowdのisanリミックスです。流れるメロディーは少しアンビエンスがかってます。バックに聴かれる細やかで平らな静かなグリッチノイズが程よくミックスされていて、心地よいミックスになってます。...040425



going under ground/ サンキュー [ハッピーハウス]
やっぱりゴーイングは、メロディーがすごくいいです。松本さんの声も好き。胸キュンです。さらに、バックトラックもゆるい感じのヒップホップ的ビートがほのかに絡められていて素敵です。
...041001



Gravenhurst/Flashlight Seasons [warp]
Warpからまさかこんなものが...って試聴したとたんに思いました。実はこの作品は、2003年にRed Squareからリリースされていたらしいです。繊細で、透明感のあるヴォーカルに、寂しげな楽曲がマッチしていて、心にぐっときます。やっぱり、シンプルで極上のメロディーに自分好みの歌声がのっかっていると、ついつい何回も聴いてしまうのです。...040720



greg davis / Curling Pond Woods // carpark //
アコースティックギターのシンプルなメロディーと音が胸にぐぐぐーっときました。それになんと言っても、細やかなバックのエレクトロノイズ!本当に美しいです。そして、鳥の鳴き声、ベルの音などのサンプリングが入ったりもしています。だからかな、朝にぴったりだなぁと思いました。切なくて、寂しくて、でも暖かくて。こういう音楽大好きです。また、ビーチボーイズをカバーしてます。...040306



ハナレグミ / 日々のあわ [東芝EMI]
ハナレグミのセカンドアルバムです。1曲目のうららかSUNを名古屋パルコタワレコで試聴したら、一人盛りあがってしまった(笑)永積タカシの声が大好きだ。本当に彼の歌声を聞くだけでキュンときます。暖かくて優しいです。参加メンバーも豪華でポラリスのオオヤユウスケさん、坂田学さん、クラムボンのミト君、郁子さん、大輔さん、そしてASA-CHANGなどです。プロデューサーはLITTLE CREATURESの鈴木正人さんとWORLD STANDARD/RAMの鈴木惣一朗さんです。全体的なアレンジは、すごい凝っているんだけど、さりげなくて最高のポップスを感じます。長く聞きたい作品です。...040125


原田郁子/ たのしそう かなしそう

クラムボンのヴォーカルである原田郁子のソロ・シングルです。のびやかで気持ちの良いヴォーカルとポップなメロディー。クラムボンより、ポップで暖かな印象かな。プロデューサーにはPolarisのギターオオヤユウスケ、ベースにはLOSALIOSのTOKIE、ドラムにはPolarisの坂田学が参加しています。...040911



holkham/ komatta saru [expanding]
これまでCM音楽や映画音楽方面で活動していたUKのSimon KeepのプロジェクトHolkhamのデビューアルバムです。ひんやりした空気で、淡々と突き進むようなメロディーは、夏の夜空にぴったりだなぁと思いました。ボーズ・オブ・カナダをアンビエントにして、音をもう少しクリアにした感じです。また、アコースティックサウンドもとり入れられていると思います。タイトルの困った猿って!いいねー。...040721



Hood/ Outside Closer [Domino]
Hoodの6thアルバムです。先行シングルのThe Lost Youから期待していただけあって素晴らしい作品になってます。Hood特有の灰色の世界が広がっていて思わず聴き入ってしまいます。胸を打つ切なくて悲しいメロディー満載でアルバム全体の流れも素敵です。切ない声と美しいストリングスの絡みも絶妙です。光がじんわりと射し込んでくるような印象もあったりします。Hoodはサイトで曲をたくさん発表してくれてるから、オリジナルは2枚しかもってなかったりします。買ってこなかったことを後悔してます。これは、年始に買ったけど2004年ベストに入る作品です。こんなんだからなかなかベストを発表できないんだよねー。1月末には決めたいと思います。...050110



isan / meet next life // morr //
braian enoっていうイメージがなんとなくあったisanです(笑)アンビエントな感じがです。前作より好きかも〜。全体的に、浮遊感漂うほのぼのisanワールド。鉄琴、ギター、パーカッションも加わりかわいい印象です。海に潜って泳いでいるみたいな感じがしました。深海じゃないです。光が差し込んでくる浅い海です。ゆったり、ぷかぷか〜。子供が夢見るような世界がすすんでいきます。あぁ、メルヘンチックっていうのかなぁ。幸せほのぼのアルバムだなぁ。気持ち良く寝れる方もいるんじゃないかなぁ。アンビエント〜。


instrumental quarter / no more secrets // sick room //
イタリアのkashのメンバーによる4人組のバンドらしいです。チェロの音が心地良いです。美しいです。そこに、突然テクニカルなドラムが入ってきたりします。相乗効果(?)なのでしょうか、めちゃくちゃかっこよいです。5曲目のザクザクギターのイントロがすごい好きです。その後に、チェロのメロディーが入ってきます。うーん、たまりません。オフィシャルページを覗くと日本語が書いてあって、なんだか嬉しくなってしまいました。8曲目の、ギターが奏でる切ないメロディーにチェロの音色が乗っかって、これも相乗効果(?)なのかなぁ、さらに切なくなってます。切ないイコール暗いじゃないです。心地よい切なさです。少し懐かしいような感じもします。全部で.8曲、34:57!少し短い気がしますが、そこがいいのかなぁと思いました。また聞きたくなってリピート効果です(笑)あえて、他のアーティストを挙げるなら、goodspeed〜かな。goodspeed〜がコンパクトになった印象を受けました(うまく例えられないけど、かっこいいです)。


Iron & Wine/ Our Endless Numbered Days [sub pop]
フロリダ生まれのシンガー・ソングライター、サム・ビームのセカンドアルバムです。ファーストは、彼一人で制作されたらしいですが、今作は、友人や家族がスライドギターやパーカッション、バック・ヴォーカルを担当しているそうです。このように書くと、明るくてギター、ベース、ドラムの基本的な楽器で構成された音楽を想像してしまうかもしれませんが、ちょっと違います。パーカッションのミックスは最小限に抑えられて、つま弾かれるアコースティックギターのアルペジオが美しく、静かながらも緊張感のある作品です。音数少な目でシンプルなんだけど、メロディーがとてもバラエティに富んでいると思います。...040720



JOAN OF ARC/ joan of arc, dick cheney, mark twain... [polyvinyl]
レトロな感じのピアノ(レイチェルズを彷彿させられるような感じ)と、ちょっとボーっとした感じのボーカル。うまく言葉にならないけど、絶妙っていう言葉がぴったりなアルバムだと思います。ポップでエクスペリメンタルな感じ。絶妙でしょ。...040925



John Hudak and Stephan Mathieu/ pieces of winter [sirr.ecords]
John HudakとStephan Mathieuのコラボレーションアルバム。プチプチ、キラキラ粒子となった音達の集いの空間です。ミニマルで暖かくエモーショナルなアルバムです。鈴虫や日常にありふれている音を凝縮したかのようなナチュラルな印象です。あぁ、音は波だなぁなんて思ったりもしました。以下プロップ参照です。本作は2002〜2003年の冬に各自が制作した楽曲を、お互い交換しあって仕上げたものらしいです。Hudakの元曲は、 「winter garden」と名付けられたもので、雪の中にコンタクトマイクを埋め、夜をかけて氷と化すフィールドレコーディングに、雪が降る音を重ねたものらしいです。一方、Mathieuの元曲は、2002年のクリスマス・イブに作られた「nuit blanche」というタイトルのもので、本人がオカリナやポンプ・オルガンを弾いたものらしいです。...041013



Kim Hiorthoy/ Hopeness EP [Smalltown Supersound]
ノルウェーのKim Hiorthoyの新作EPです。ぱしゃぱしゃ水のように跳ね上がるドラムの音、シンセのメロディーの上に効果的に入ってくるピアノの音。ミニマルなメロディーが重なり合っていく展開にはゆっくりと胸が高まっていきます。1曲目のオープニングの子供声サンプリングには、思わず笑顔がこぼれます(子供声好きなんで)。また、曲が終わったと思ったら、まだ同じ曲が続いていたというように、大胆な曲の変調が聴かれたりして、すこし驚かされました。エレクトロニクスと生楽器が絡み合った音楽なんだけど、混み合っていなくて、さわやかな涼しい気持ちの良い作品です。...040811



キセル / 窓に地球 // victor //
キセルのメジャー3番目のアルバム。今までよりも、音に厚みが出て曲の広がりがものすごいです。そして、脱力気味のボーカルがやっぱりいいんだなー。日常なんだか非日常なんだかわからないような歌詞とメロディーが不思議な空間を生み出していて、あぁキセルらしいなぁと思いました。ほのぼの少しとぼけた感じがするんだけど、時々毒が入っている印象がします。全曲大好きなんだけど、特に鍵の絵が好きかな〜。初回盤の歌詞カード、凄いかわいくて気に入ってます。...040318


ku / EP [self]
北海道で活動しているインストゥルメンタルロックバンド4人組みのKuの1stアルバムです。本当に、最高です。Natsumen〜ROVOを彷彿させられるって書けばわかりやすいかなー。ダイナミックでロックで心地よくて。伸びやかなサックスも気持ちがいいです。転調部分とかpeleっぽかったり。そんなことないです。他のアーティストと比べてはダメですね。本当に、ものすごい完成度高いです。全国のCDショップに置いてもらいたいくらいです。...050123



口口口/ 口口口 [weather/heads]
三浦康嗣と南波一海の2人組ユニット、□□□(クチロロ)のデビューアルバムです。ミックスはROVO、DUB SQUAD、ASLNのメンバーで、スーパーカー、キセルのプロデュースで有名な益子樹さんが担当しています。インストゥルメンタルの曲、英語詞の曲、日本語詞の曲など様々な音楽スタイルや、楽器編成で構成されたアルバムです。だからといって、バラバラな感じがしません。統一感があります。極上のメロディーがポップで思わず笑顔が出てしまいます。...040720



Landau/ Thepicompromise [Merck]
Landauはアメリカの4人組バンドっていうだけで、詳細は分からないアーティストです(調べていません…)。綺麗で胸にぐぐぐーとこみ上げてくるメロディー、その内側からビートがコロコロ転がっている美しい曲がある思えば、淡々と深く突き進んでいくようなミニマルなメロディー、太いヒップホップビートが印象的な曲もあります。また、カットアップされた低音ビートとグリッチが重なり合って独特の雰囲気をもつバックに、民族音楽みたいなメロディーの曲もあったり、アルバム全体でいろんなメロディーが聴かれます。ビートが強くてしっかりしているからかな、優しい暖かなメロディーの曲も、甘くなりすぎず、適度な緊張感、適度な温度になっています。トリッキーでアブストラクトなビートが耳から頭へとバシバシ伝わって脳みそが揺れて気持ちがいいです。また、メロディーの変調が激しい曲なんかもあったり、流れるようなシンセのメロディーにあちらこちらから飛んでくるように聴こえる軽やかなパーカッションが心地よい曲もあります。アルバム全体通して共通して、様々なビートやメロディーが立体的に重なり合って、豪華な楽曲に仕上がっているなぁと思いました。...040822



the low frequency in stereo/travelling ants who got eaten by moskus [rec 90]



man man /M1: monster /M2: 10lb moustache /M3: zebra [ace fu records]
ace fu recordsから、新人manmanのデビューepかな。3曲入り10:41です。ace fu recordsは、pinbackとかのレーベルです。子供の声が入っていてなんだかかわいいです。(子供声、子供声サンプリング狂…)行進曲みたいだ。歯切れの良いドラム、タンバリン!絶妙なノリの良さ!そして、メロディーが凄い好みです。トランペットで奏でられる少しメランコリックで胸に響くメロディー。楽しげなんだけど、少し物悲しさも含んでいます。音とか違うんだけど、たくさんのアーティストたちを彷彿させられました。昔のアーティストさんから現代活躍しているアーティストさんまで。古い匂いがするんだけど、めちゃめちゃ新しい感じもします。少しどなったような歌い方も微笑ましいです。さらに全体的なテンポも好きだな。こういう音楽が全世界に広まったらおもしろいのになぁ。来日してくらさい。...040401



Manual & Syntaks/ Golden Sun [darla]
Jonas MunkによるManualの最新アルバムです。LimpでもJonasとともに活動し、Syntaks名義でも活動しているJakob Skottとのコラボアルバムです。アルバムの前半を聴くと、ブレイクビーツ〜ヒップホップビートが強調されたメランコリックな曲が多く、ちょっと変わったかもーっていう印象ですが、次第にこれぞManual的な壮大で美しくてドラマチックな豪華なナンバーに以降していきます。アルバム全体的な流れが完璧で、Manual独特のベールに包まれたような暖かさを感じとることができます。...041013



Marshall Watson/ The Time Was Later Than He Expected [Highpoint Lowlife]
シアトル在住のWatsonの1stアルバムです。揺らめく水面そして、花火みたいな音。キラキラ微粒子が散りばめられたメロディアスなビートのあるエレクトロニカサウンド満載です。アルバムの最初は気持ちの良い切ないメロディーのトラックになっていて、徐々にポジティブで暖かいメロディーに展開していきます。エフェクトをかけたボーカルを取り入れた曲もあって、ユーモアも感じます。また、「オーテカのメロディーありバージョン?」みたいな曲もあったりします。全体的にミドルテンポのビートが入っているので、心地の良いノリを感じることが出来ます。...040903



miss nelson & bruce / THE WAY-OUT RECORD FOR CHILDREN
// king record //

1968年の作品がキングレコードからCDでリリースされました。こうやって、 聞けないと思ってたものが、CDでリリースされることは嬉しいですね。昔の名作は聞 きたいと思ってるので嬉しいです。これは、子供向けとして出されたアルバムらしい んだけど(笑)、子供向けかな?風変わりで、大人向けかなーと思いました。こんな 大人いいなーって感じ。ヤバイ、ヤバイ、ヤバイ!音楽って楽しいな。...040111


the miceteeth/ baby [substance records]
1999年大阪で結成、総勢10人からなるthe miceteethのセカンドアルバムです。メンバーは、金澤義(ドラム)、森寺啓介(ギター)、和田拓(ベース)、吉田明生(ギター)、田淵公人(サックス)、樋口嘉一(トロンボーン)、村岡健志(トランペット)、佐々木一右衛(トランペット)、藤井学(キーボード)、次松大助(ヴォーカル)です。陽気でどこか切なくて、哀愁あふれる音と歌に思わず、聞き入ってしまいます。アクセントに、インストゥルメンタルもあります。暑い夏にぴったりな作品だと思います。次松君の声や、歌い方(顔も好き!)は、やっぱり大好きです。...040726



Migala/ La Increible Aventura [Acuarela]
スペインの7人組バンドMigalaの5thフルアルバムです。美しいメロディーに軽やかなドラム、そしてチリチリと小刻みにならされるノイズギターは、徐々に高揚していき胸が高まります。静から動へ、また柔から硬へ移りゆく曲構成は、ドラマチックです。ライブ見たら、絶対鳥肌たっちゃうだろうな。インストゥルメンタル中心ですが、中には歌ものもあって、どこか懐かしいメロディーに渋い歌声と共に、ハーモニカなどの身近な楽器の音と絡みあって、緊張感が少しあるんだけど、暖かな空間を生み出していると思います。至福のスロウコア!と叫んでしまいそうです。深みがある楽曲たちが勢ぞろいしたアルバムです。アルバムジャケットは、トラみたいだね。少し恐いよ。...040815



motenai / my wedding alone // effervescence //...interview(french)
出だしから、プチプチとノイズが入ってきます。そのノイズは決してノイジーではないです。丸くて柔らかにジリジリっときます。少し傷ついてしまったレコード、または少し伸びてしまったカセットテープを聴いているみたいです。わかりやすくて、ほのぼのしたメロディー。軽めではじけた感じのビートが心地よいです。自然に溶け込んでいくので、何度でもリピートしてしまいます。なんとなく竹村ノブカズを彷彿させられるなぁと感じたりもしました。yasume yumebitu yatura karateそしてこのmotenai。日本語って人気なのかなぁ。M5は、なんとなく日本っぽい〜。時代劇でこんな音楽流れたらおもしろい!町民が商店街をテクテクあるいていくような場面にね。エレクトロニカ...040309 



mr.projectile / sinking // merck //
以前、Toytronic、Parotic、Musik Aus Stromなどからからリリースしていたらしいです。mr. projectileの久々の新作アルバムです。美しいアンビエントなメロディーと、切り刻んだビートが印象的なM1なのですが、最初、女性ボーカルが入ってない方が...と思ってしまいました。何度か聞くと、女性ボーカル入りで良いなぁと(笑)M3のガラスが散りばめられたような、綺麗な音の洪水に、思わず飲みこまれました。続く曲は、パルス状の破壊的で狂気的なビート(最高!)に、ほのぼのメロディー。全体的に程よく歪んでいて、音の重なりが美しい作品です。アンビエント〜。merckのサイトを見てみたら、merckの作品は1000枚限定ってことがわかりました。...040226



mum /summer make good [pias /fat cat]
アイスランドのmumの3reアルバムです。再生ボタンを押したとたん広がっていく荒れた海のような少し冷たく重い雰囲気に思わず息を飲みこんでしまいました。淡々と突き進んでいく重たく壮大な音の塊、私のイメージするアイスランドのイメージに近い感じがします。メロディー展開はダイナミックで物語のようです。また、淡々と発せられるクリスティン・アンナの歌声は、幻想的でmumの作り出す音にピッタリだねー。...040411



nemo/ recorders [real life recorders]
nemoは、下北沢を中心に活動する3ピースバンドです。私は、sonic youth+eastern youthみたいだなぁと最初聴いた時思いました。youthつながりです。



pandatone/ lemons & limes [neo ouija]
頭の中を音の塊たちが踊っているようで、素敵な作品です。混沌とした部分もあるんだけど、立体感があって聴いていると自然にすーっと入っていけます。(混沌としているのが、たまらなく好きなんですけどね。)細かいノイズも散りばめられていて美しいです。美しいメロディーをもった曲や、メロディーレスの曲がアルバムの中で自然にとけこんでいます。加工されたボーカルも入ったりしていて、ポップな面もあります。...040912



PAPA M / Hole Of Burning Alms // drag city //
PAPA M(デヴィッド・パホのソロです)のHole Of Burning Almsです。過去のシングルを収録した作品とのことです。ギターインストが中心になってます(歌ものも最高!声がすごいいいです)
。全体的に非常に暖かくて、幸せ音楽です。何度も何度も聴いてしまいます。徐々に上がっていく曲展開、メランコリックなメロディーが本当に大好きです。特に、11曲目の16分もあるbyrdsのカバーturn turn turnは特に素晴らしいです。聴いているだけで本当に幸せ気分です。このアルバムの中では異彩な感じの8曲目Travels in Constants!!808 stateを彷彿させるような、わかりやすくてハッピーな4つ打ちです。これも、また大好きです。...040318



Phoenix/ Alphabetical [Source]
2004年、フランスのベルサイユ出身のバンドによる約4年ぶりの2ndアルバムです。映画『ロスト・イン・トランスレーション』サントラにも参加したらしいです。前作『United』は、試聴しかしてないので、うろ覚えなのですが、前作同様にどこか懐かしく、ポップ・サウンド満載です。聴けば聴くほどに、内側からその曲に詰め込まれたエッセンスが湧いてくる感じで、ある種の中毒性を持っているアルバムだと思います。聴いていて心地なるようなポップサウンド満載で気持ちが良くなります。タナカアキラさんにお勧めしてもらいました。...050110



praveen /7" [
expanding]
a: circle song (dedicated to adam lee)
潤っていて軽やかなビートが心地よくてゆらゆら揺れます。ミックスの小さな、ザラっとしたエレクトロノイズも良い感じです。淡いさりげないメロディー。メロディーのミックスは小さめでビートの方が強調されている印象です。
b: nameless (p.diggity.dog) 
こちらも、メロディーよりもビートのミックスが大きめかな。平らに打たれているビートが、尖がっていなくて優しいです。淡くて緩やかに進むメロディーも良い感じです。



くるり/ アンテナ [speed star]
ドラムのクリストファーさん正式加入後初の5thとなるアルバムです。胸に響く切ないメロディーや言葉。泣いているギターとやさしいベースに、力強いドラム。そして、なんといっても岸田君の声が良いです。聴くほどに染み入るロックンロール!!...040923



Radiq/ Graffiti & Rude Boy 67' [progressive form]
半野善弘のRadiq名義での作品です。全体的なテイストとしては、ジャズとヒップホップが融合したような印象の作品です。ミニマルでストイックな匂いは、彼にしか作れない音楽だと思います。声や音の断片を切り刻んでつなげて、ミックスされてます。少し緊張感が漂っていて、クールな感じです。また、このアルバムでは、女性シンガーのTerryと、フランス人ラッパーのBlack Cromがフィーチャーされています。フランスのレーベル「Logistic Records」からのリリースが予定されているらしく、彼の音楽は世界にも広がっていくことを楽しみにしています。...041013



resplendent V /casket city wolves [mixx tape ltd]
FireshowとNumber One Cupのメンバーによるresplendentの3rdアルバムです。白い缶感ケース入りCDRです。特にピアノ(笛とかベルとかメロディオンなどの生楽器の音色も素敵)とエレクトロニクスが見事に融合してます。少しおとぼけた感じのボーカルも好きだなー。メロディーはポップです。notwistに近い雰囲気を感じます。非常にほのぼのしてます。暖かいです。...040402



salvatore/ tempo [racing junior]
salvatoreの最新アルバムです。ジョンマッケンタイアのプロデュースです。それも、うなずける音です。トータスに似たロックのダイナミズムを感じます。スタンダーズに近い感じだけど、もう少しリズムやビートに力点が置かれている感じかなぁ。ピョコピョコかわいい音は、mouse on marsなんかも彷彿させられます。また、diefenbachの2ndに通じる仕上がりのミックスだとも思いました。最高なり。...040511



Sigur Ros /Ba Ba Ti Ki Di Do [Geffen]
昨年「Split Side」の公演にRadioheadとともに参加した時に提供した曲とのことです。3曲20分くらいかな。以前の彼らの作品に比べると、エモーショナルに次第に高揚していく展開は少ないかなーという印象です。前半はグロッケンの音やエレクトロオルガンで奏でられているメランコリックなメロディー、そして後半は
、低音が重なって進んでいく展開になってます。あぁSigur Rosだなぁと感じます。程よく暖かくて壮大な音楽です。最高だね。...040425



Stephan Mathieu/ The Sad Mac [Heads]
Stephan Mathieuは、ザールブリュッケン出身で、90年代はベルリンでインプロのドラマー、ギタリストのオラフ・ラップとのデュオ、STOLやブッチ・モリスのコンダクション・アンサンブルのメンバーとして活動していたらしいです。現在は再びザールブリュッケンに戻り、グラフィック・デザインやデジタル・アートの分野でも活躍し、美術大学で講師も務めているらしいです。1999年から世界中のレーベルから15枚にもおよぶアルバムをリリースしています。今作は、3年もの歳月をかけて作られたソロとしての4thアルバムです。コンピューターの音、フィールドレコーディングを素材としていて、基本的(たぶん)エディットテクニック、マイクを使用した実験的な音楽にしあがっていると思います。聴けば聴くほど奥深さが伝わってきます。シンプルなんだけど深い音楽だと思います。ちょっとOvalなんかを彷彿させられる曲もあったりします。...050110



suika/ harvest for the stripes [fly n' spin records]
タカツキ(smrytrps)とatom(スピリチャル・ジュース)の2人のラッパーと女性詩人のtotoと、タケウチカズタケ(key&cho:ア・ハンドレット・バーズ、セロファン)と高橋結子(per:gomes the hitman)が、2003年の夏にイベントを通じて知り合ってセッションを開始してsuikaが誕生したそうです。オフィシャルページには、もう一人いるけど、「ヒゲがもじゃもじゃで普段は表に姿を現すことはない。」と書かれています。そして、合言葉は「まーええんちゃう?コレで」で、日々ゆるゆると活動してるらしいです。ゆるゆるしたヒップホップビートに、はきはきしたラップのatom、脱力気味ラップのタカツキ、そしてtotoのポエトリー・リーディング!がソロだったり、コーラスしたり。バックのヒップホップビートもしっかりしていてかっこいいです。中には、インストゥルメンタルも収録されてます。テンポ良く(脱力感あり!)進んでいく曲展開と、ちょっとはきはきしたatomのラップが特に好きです。あ、このアルバムジャケットは本のようになっていて、最後のページにCDが入ってます。ちょっと出し入れ不便だけど、ナイスなアイディアだと思いました。...040725



takashi wada/ meguro [oitor]
takashi wada(21歳!若い!)の日本人アーティストのデビューアルバムです。16歳の時にニュー・ヨークでジャズ・ギターやボサノヴァなどの音楽理論を学び、19歳でパリの大学に入りクラシック・ピアノや更にジャズ・ギターを学んだらしいです。「空間/建築/街/動物/人・・」などに影響されたらしいです。彼の音楽は、独特で様々な要素が組み合わさった感じがするんだけど、ひたすら心地良い物語的な空間的な響きを感じます。ボサノバテイストの曲なんかも入っているので、夏聴くのにピッタリ!です。特に、夏の夜にゆったりと聴くと、心が安らぎます。...0407020



テニスコーツ/ ぼくたちみんなだね [rover/majikick]
さや(作詞・作曲、vo.)と植野隆司(ギター,サックス,etc)を中心とした東京の不定形ユニット、テニスコーツの待望の3rdアルバムです。工藤冬里率いるMaher Shalal Hash Bazへの参加や、DJ Klockとのプロジェクト・Cacoy(囲)などで、活躍していた彼らが本元のテニスコーツでの音源です。さやさんの浮遊感のあるヴォーカルと、メロディーが切なくて空間の溢れる音世界がたまりません。つま弾かれるギターもたまりません。音の空間との静けさが切なさを帯びているんだけど、日常感溢れる温度に仕上がっていると思いました。この感覚がものすごく癖になるんだよね。...050116



tortoise /it's all around you [headz/ thrill jockey]

5thフルアルバム!表面的にはポップになったなぁという印象だけど、内側にはさまざまな音楽、音が融合していて壮大なグルーブを生み出していると思いました。相変わらず低音の上に転がっているビブラフォンなどの楽器がコロコロ素敵なメロディー(今作は少し切ないメロディーになっている印象を受けました)を奏でていて好きだなぁ。ダイナミックだー。ポップなんだけど、聴くたびにさまざまな発見があります。...040403



VASALLO CRaB 75 / breath // Rainbow Entertainment //
VASALLO CRaB 75(クドウさんとフクムラさんのユニット)のセカンドアルバムです。このアルバムは、フクムラさんが参加した最後のアルバムになってしまいました…あいかわらず、夢心地な空間を生み出しています。優しいギターサウンド、それをつつみこむようなエレクトロニクスが、もう暖かくて心に染み入ります。胸キュンです。幸せです。...040201


vauxhall 44 /sub-i [inflatabl]

東京在住のキバ・ユキによるデビュー・アルバムです。the rip-off artist(mille plateaux/vertical form)による個人レーベルInflatabl labelの新譜なり〜。つぶつぶ、コロコロ、ぱしゃぱしゃとした短な音が転がりあっていて、ミニマルな感じなんだけど、少しずつパターンが違っていたりして、音作りが細かいなぁと感じました。バックに太い四つ打ちビートがあったりして、ノリも良い〜。テクノ〜ハウスって感じなんだけど(ジャンル分けは微妙ですが…)突然ピアノが流れたり、大胆な展開もあったりで、にんまりしてしまいます。...040411



vessel /7" [expanding]

a1: fold
kernaプチプチ、ピュッピュと規則的に奏でられるビート。わりとビートがしっかりしていて、ノリがいいです。流れるように緩やかに突き進んでいくシンセのメロディーがほのぼのしていて良いです。後半に短くメロディオンの音が入ってくるのですが、良いアクセントになってます。
b1: crowd control
宇宙だ。微粒子の音の粒たちが星のようです。まるで宇宙旅行している気分になります。大好き。
b2: kerna
変則的なビートをのぞかせています。素敵なメロディーとそのビートが絡み合って、楽しくてうきうきします。



Wilco/ Aghostisborn [nonesuch records]
Yankee Hotel Foxtrotから二年ぶりのwilcoの新作です。ジム・オルークとの共同プロデュースです。多彩なサウンド満載で、聴くほど心に染み込んできます。こういう丁寧な感じがするポップな楽曲は大好きです。...070720


William Basinski/ Silent Night [Mmlxii]
映像をネットで見て2004年一番の衝撃を受けた作品です。音の方も、2004年一番といっても過言ではないと思います。クリスマスを意識した作品らしく、緩やかで暖かくそしてエモーショナルな雰囲気があります。1曲60分近くある大作です。壮大なメロディーのループに、チリチリとしたノイズで流れ込んでいく60分間は幸せの一言です。白銀の世界をゆっくりと突き進むんで行くような印象。白銀の世界を滅多に経験しない私にとっては、幸せな経験が出来ます。...050107



ZAZEN BOYS/ ZAZEN BOYSU

ZAZEN BOYSのセカンドアルバムです。全体的に、前作よりも進化したと思います。エレクトリック・バンドサウンドがソリッドで、向井氏のラップ調のボーカルも勢いがあってつき抜けた感じ。暴走するテンションを保っていて、ソリッドな感じ。彼らにしか出せない音だと思います...040907



zero 7 /when it falls [Elektra/Asylum]
zero 7は、サム・ハーデイカーとヘンリー・ビンズによるユニットです。ダウンテンポなアブストラクト〜ヒップホップ的な印象をもっていのですが、今作は、非常にソウルフルな感じです。ダウンテンポでゆるやかに刻まれる独特のリズム感は、zero 7だなぁと思いました。ギターなどでゆるやかに刻まれるメロディーとたなびくようなゆるめのボーカルが癖になります。壮大で、広くてゆるいです。私がよく聴いている音楽とは、少し匂いが違う感じでそれがまた良いです。あるようで、ないようなっていったらいいのかな、zero 7にしか作れない音楽なのかもしれません。...040411



v.a./ anticon label sampler 1999-2004 //anticon // ...04
アリのジャケットがいいね。聴いていてテンション上がってきます。楽しくて、ちょっとおとぼけた感じが最高です。自転車乗りながら聴くのがすごくいい。全33曲入りでボリュームたっぷりです。収録アーティストは、why?, themselves, alias, sole, passage, pedestrian, deep puddle, controller 7, odd nosdam, sage francis, restiform bodies, duh, jelです。...04042
4


v.a./ for jonathan [tvgm]

2枚組でボリュームたっぷりのポストロック(?)のコンピレーションです。インストゥルメンタル中心です。23歳で亡くなってしまったJonathan Hicksという男性を描いたショートフィルムにあう音楽を様々なアーティストが提供した作品です。それぞれのアーティストの個性を残しつつも
、同じテーマにそって曲と提供していて、全体的に物悲しい作品になってます。味わい深いです。収録アーティストはTommy Guerrero, Unwed Sailor, Your Friend, Mikael Jorgensen, Her Space Holiday, Ativin, Muscle Beach, The Potomac Accord, Darin Gray & Dan Burton, Tarentel, Early Day Miners, Album Leaf, Dave Fischoff, RCBNNN, Wow & Flutter, Psalmanazar, Moonpony, Jessica Bailiffです。



v.a./galaxie 500 [finderpop]
限定500枚らしいです。日本のインディーバンドのコンピレーションです。13アーティスト収録です。500円と安くて、しかも知らない人たちばかりでおもしろいです。全体的にほのぼのしていて、暖かな雰囲気がします。音は、さまざまです。これらのアーティストさん、これから活躍してほしいものです。...040427


v.a./a certain aquarium [360°records]...04
未来の水族館サウンドと書いてあります。とくに、kotaro fukuiさんのトラックが好きだなぁ。幸せ微粒アンビエントエレクトロニカサウンドです。また、□□□のメンバー、南波さんのトラックも収録されています。どこまでも、気持ちが良くて美しい水族館な世界です。収録アーティストは、a certain aquarium, me_mi, mondii, asuna, kotaro fukui, namba kazumi, yukyu urasaki, pure_mines, sokkelo, hofliです。


V.A.(Asana)/ Ini Apa [Thanks GIving]
名古屋のAsanaの1stアルバム『kupu kupu』のリミックスアルバムです。『kupu kupu』は、民族音楽とポストロックとの世界が自然に溶け合った素晴らしい作品だと思います。このリミックスは民族楽器やトランペット、アナログシンセなど様々な楽器が繰り広げるAsanaの独特の世界が、Asanaによって選ばれた11組のアーティストさんがリミックスしてます。リミキサー陣の色が出ていて『kupu kupu』の世界をさらに広げたような内容になってます。リミキサー陣は、Tanaka Akira、cinq、dublee、ogisopan、DJ雨雲、Echo Mountation、L?K?O?、Shawn James Seymour、moyunijumo、Mas、SAIDRUMと豪華なメンバーです。...050116

 

 

||2005||2003||2002||2001||2000||1990-1999||-1989||

 

 

 

 

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